【浜松まちなか】白井商事(株)×学芸高校 浜松注染「輪-rin-」製作発表会
- お知らせ
- 2021.05.14
浜松の伝統文化「浜松注染」と浜松学芸高校の若いセンスがコラボ✨
浜松注染についての合同展示発表会を行います。
現役高校生によるファッションショーも!
貴重な展示をお見逃しなく。
浜松駅から徒歩5分のレンタルスペース・Anyの源馬がお届けします(^^)/
イベント内容
浜松注染についての合同展示発表会。
一般社団法人静岡県繊維協会の会員である、ゆかたの卸メーカー白井商事株式会社と浜松学芸高校デザイン科の生徒がコラボして製作した、若い感性による新しいデザイン・配色の浜松注染「輪-rin-」が完成しました。
浜松注染「輪-rin-」の製作発表会と併せて、浜松学芸高校の生徒による「浜松注染そめ」に関する研究成果の展示発表を実施します。
感染症対策
検温測定、マスク着用、手指消毒等の感染対策を十分行った上での開催に努めてまいります。
また、3密を避けるため、入場者が多い場合は入場制限をする場合があります。
ご理解、ご協力をお願い致します。
展示
- 高校生デザイン浜松注染そめ「輪-rin-」の製作発表(白井商事㈱)
浜松学芸高校の生徒がデザインした図案を元に、プロのデザイナー、注染工場の職人、弊社が生徒と製品化に向けて「ものつくり」を伝えながら完成した、浜松注染ゆかたの新作です
「注染浴衣の産地浜松から世界を応援するゆかた」
- 浜松注染そめについての研究成果の展示発表(浜松学芸高校)
浜松学芸高校の「社会科地域調査班」の部活動と、昨年より新設された「地域創造科」の授業で、浜松注染そめを学び準制服やオリジナル配色、産地を知り取り組んできた成果を展示発表
ファッションショー
生徒、注染職人、デザイナー等による「ギャラリートーク」及び浜松学芸高校生徒による成果発表ファションショーの開催します。
開催日 | 2021年5月15日(土) |
開催時間 | 13:30~ |
ぜひお越しください♪
浜松注染ゆかた「輪-rin-」について
〇製作経緯
昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、日本はこれまでに経験した事のない状況になっています。
特に、国をあげての一大イベント東京オリンピックの延期、加えて、ゆかた業界では花火大会、夏祭り等のイベント中止などにより、着る機会を失ったことで、ゆかたを購入する消費者は少なく業界全体が販売数は激減となり、今後においてもどうなるか分からない状況です。
しかし、嘆いていては前に進みません。
日本全国・世界各国を応援し盛り上げるためにも、注染そめの産地で作られる「浜松注染・浜松注染ゆかた」を通して新しい風を送り、外出しなくても家の中で夏を感じ楽しんでもらいたいと思い、これまでの概念に捕らわれず自由な感性を持っている若者にゆかたの図案を依頼しました。
浜松市は大阪・東京と並ぶ注染そめ三大産地の一つ。
日本独自の染め技法を100年近く伝統と技術を受継ぎながら守ってきました。
しかし、安価で大量生産が可能なプリントゆかたの取扱いが主流となり、技術力で対抗してきた日本の職人は高齢化や後継者不足により、今後、技術継承が途絶えてしまう可能性があります。
また、地元浜松に住みながら、ゆかたの産地だと知らない方も多いことから、ゆかたなら「浜松注染ゆかた」と地元の方に認識され、愛着を持って着ていただきたいと思い、高校生デザインによる浜松注染そめ「輪-rin-」を考案しました。
〇テーマ
「輪-rin-」のテーマは、「注染ゆかたの産地浜松から、世界を応援するゆかた」です。
世界を応援するには、世界共通でもある五輪のデザインの意味合いを題材としました。
- 世界の五大陸を意味する
ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニア
- 5つの自然現象を意味する
赤色は火、青色は水、緑色は木、黒色は土、黄色は砂
- スポーツの5大鉄則を意味する
情熱、水分、体力、技術、栄養
〇デザインコンセプト(浜松学芸高校 河原崎さん)
人々が出会ったり、親しくなったりと人の輪が広がってゆく様子を表現するために、曲線や円を多く使用し、柔らかく優しい印象をメインイメージにしました。
水-青、火-赤、木-緑、砂-黄、土-黒
上記のとおり、生徒それぞれが考えた5柄の図案はとても斬新で、これまでの業界にはない感性や配色でした。
なお、前掲のデザインコンセプトは、「ものづくり」に対して、とても重要な部分であり、また、デザインは注染の技法を生かした新しい表現の可能性があるとして決定しました。
〇「輪-rin-」 と名付けた意味と想い
「モノ」が完成するには、大勢の人の手と知恵と経験と技術の目に見えない「コト」があり、一つ一つの点が線として繋がること。
◇技術と知識は途切れる事なく次の世代へと繋がり進化しながら大きな輪となること。
◇人の繋がり、技術の継承どちらも「ものづくり」に忘れてはならないと伝えたい想い。
〇浜松学芸高校との繋がり-これから産地が次の世代へ繋げるために-
2018年、白井商事㈱の新作浴衣を着てフォトブック(カタログ)を作成したのをきっかけに、生徒たちが浜松注染ゆかたの生地の肌触り、通気性の良さ、染めの美しさに興味を持ち、夏の準制服に採用、地元企業の制服、椅子のカバー等製品化をするまでになりました。
また2020年より新設された「地域創造科」では、弊社も講師として関わり、オリジナルの配色を考え実際に染めるまで、ものづくりを実際に肌で感じ、価値を知ることになりました。
2020年10月には、白井商事㈱から図案を依頼し、若い感性のデザイン・配色で新しい浜松注染ゆかたが完成し、これから販売が始まります。
ゆかただけではなくテキスタイルとして浜松注染そめの新たな販路拡大にも繋がることになります。
将来を支える若い世代が「夢」を抱き、織りや染めの技術を取得し、ものづくりに取り組める環境と、ものづくりの素晴らしさの魅力を知り、産地から発信することで、浜松注染の価値・魅力を再認識してもらう必要があると考え、今回の展示発表会を開催する必要があると思います。
撮影協力:天竜浜名湖鉄道、Co-startup Space & Community FUSE、浜松学芸中学校・高等学校 社会科学部地域調査班
着付け:ファッションきもの いしばし
撮影した場所は、現在上映中の「シン・エヴァンゲリオン」で第3村として採用されている天竜浜名湖鉄道二俣駅転車台です。
ポスターや卓上カレンダー制作と、天浜線をいつも応援している浜松学芸高校と、その生徒が考えた注染そめの柄、地場の浜松注染を学芸高校とコラボしながら発信している白井商事㈱を説明させていただき、本来立ち入り禁止区域での撮影に天竜浜名湖鉄道様のご協力のもと実現した撮影です。
浜松学芸高校の部活である社会科学部地域調査班は、「天浜線勝手に応援団」として各駅で撮影したポスターや卓上カレンダーを制作している事。
また同部活は3年前より弊社の浜松注染ゆかたの新柄のフォトブックカタログを制作して地場の「浜松注染ゆかた」を通して産地の発信をしてくださっています。
そんな繋がりの中からこの撮影をさせていただける事となりました。
動画は、浜松学芸高校 社会科学部地域調査班の学生が作成しました。
観光甲子園2020訪日観光部門でグランプリを2年連続で受賞した作品です。
日常のなかでの浴衣の魅力がたくさん詰まった動画になっています。
動画の中にある染め風景・着姿の浴衣は全て弊社オリジナルの生地・柄の浴衣です。
イベント詳細
イベント名 | 高校生デザインによる浜松注染「輪-rin-」の製作発表会の開催について (完成発表と浜松学芸高等学校による活動成果発表) |
開催日時 | 2021年 5月14日(金)12:00~16:00 5月15日(土)10:00~16:00 |
開催場所 | Co-startup Space & Community FUSE 浜松市中区鍛冶町100-1 ザザシティ浜松中央館 B1F |
主催 | 白井商事株式会社・浜松学芸高校 |
お問合せ | 白井商事株式会社 専務取締役 白井成治 静岡県浜松市南区渡瀬町110番地 TEL:465-3961 |
関連サイト | 白井商事株式会社 浜松学芸中学校・高等学校 社会科学部地域調査班 Co-startup Space & Community FUSE 天竜浜名湖鉄道 ファッションきもの いしばし |
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