『ハママチ散歩♪』インタビューVol.24【静岡文化芸術大学教授:礒村さん】
- まちなかストーリー
- 2018.05.25
こんにちは。浜松駅から徒歩5分のコワーキングスペース、Anyの小池です^^
今日は浜松田町にあるビルの一角に研究室を構える、文芸大の礒村教授にお話しを伺ってきました。街づくりにも関わりを持つ礒村さん。面白い街中スポットも教えてもらいましたよ!
Q1. 自己紹介をお願いします。
静岡文化芸術大学デザイン学部教授の礒村と申します。デザイン事務所や設計事務所で知識・経験を積み、その後文芸大教授になってから9年目となりました。現在も自分のデザイン事務所を持ち、プロダクトデザインもしています。学生に教えていくという立場からも常に新しい知識や発想を取り入れる(勉強する)事は大事ですからね。そういう意味でも、常にデザインする事は続けていきたいと思っています。
また縁あって「中心市街地の発展と役割を考える会」にアドバイザーとして参加しています。「鍛治町大通りを起爆剤として、浜松街中全体のにぎわい創出をしていく事」を目的とする会なのですが、その中でゼミの学生たちにも「ワークショップ」や「模型作り」など、より実践的に学べる場として、関わりをもたせたりしています。
左上)研究室のある豊栄ビル入口。右上)研究室内の様子。下2枚)学生たちとプロジェクトの一環で作成した、鍛治町の将来を構想した模型1,2
Q2 趣味や今ハマっている事はありますか?
“デザイン“に関わる事はやっぱり1番好きですね~。自分で何か生み出す事も、次世代に引き継いでいく事もライフワークの一部です。あとは、サッカーのコーチもしていました。「サッカーのコーチ」と「デザインを教えること」って全然違う事の様で、実は似ていたりするんですよ。「実技のトレーニングをしてあげる事」、「そしてそれぞれの特性を見て、効果が出やすい方向に導いてあげる事」そんな所を考えながら、進めていく事が楽しいですね。
Q3.浜松街中の好きな所はありますか
今日僕が紹介するのは、普段皆さんが出入りしない様な所です。えっこんな所?と街中に興味を持つきっかけになってくれたら嬉しいです。
・1つ目は、駅前バスロータリーの所にある大きいモニュメント。あのモニュメント、中に入る事が出来るんですよ!勿論事前の許可が必要ですけどね!笑
・2つ目は、鍛治町大通りにあるアーケード。えっアーケード?って思ったでしょ?実はアーケードって火事など緊急事態の際、そこから非難したり消防が出入りしたりする様に、上を歩けるようになっているんです。歩いてみると、普段見る事の出来ない目線から“街“を見られて面白いですよ。(※こちらも普段は許可されていません。)
・そして最後は、浜松街中にも流れている「新川」。今はほとんどが道路や蓋をされてしまってみることが出来ないのですが、第一通り駅付近に新川を見る事が出来るスポットがあります。見たことがない方は是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?(参考記事)
Q4.最後に一言メッセージをお願いします!
田町のサテライト研究室は建築目線でも面白いと思います。是非皆さん遊びに来てくださいね!
生徒たちからも「いつも的確!」「生徒の面白い所を見つけるのが上手」「守備範囲がとても広い。盗みたい(習いたい)所がいっぱいある」ととても信頼されていました。
余談ですが、この研究室がある建物「豊栄ビル」は“雑居長屋“(※1)になっていて、4Fまであるフロアは急な細い階段で繋がっていたり、中庭がこんな所に?という場所に存在していたりと、面白い造り。また屋上にでると、柵でそれぞれの私有地を区切られただけの空間が広がっていて、いわゆる昔ながらの建物になっている。でもそれがまた良い味を醸し出していて、そんな空間でより実践(現場)に沿った内容を学べる学生は幸せだなと思いました。そして街中にはまだまだ面白い場所があるんだなと再発見出来たインタビューでした。
※1)雑居長屋は造語。詳しくはこちらを参照ください。
~Any information~
全日営業・AM9:00~PM9:00
運営元:浜松まちなかマネジメント株式会社
コワーキングスペース【ドロップ利用・2時間:¥500/1Day:¥1000】
:https://www.any-h.jp/coworking/
レンタルスペース【セミナールーム・打ち合わせスペース】
:https://www.any-h.jp/rental/
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